ログ詳細
ログの監視を行います。正規表現キーワードを用いた詳細な監視が可能です。
「Logキーワード」監視との違い
Logキーワード監視ではawkというコマンドを用い監視をおこなっています。対してログ詳細監視では 対象機器側にperlソースを置き、その実行結果を監視する方式を取っているため、Logキーワード監視 に比べ、高速、大容量のログにも対応可能となっています。また、設定内容もより詳細に設定が 可能になっています。
設定方法
- 対象機器側の監視をおこないたいログファイル(テキストベースである必要があります)のフルパス を「ファイルパス」に設定します。このとき、様々なルールでログファイルを指定できます。詳しくは画面上の注意点をご覧下さい。
- 「ローテートの判定方法」を設定します。通常はinodeでの判断で問題ありません。inodeでの判断が できない場合はファイルサイズでの判断を使用して下さい。
- 「正規表現キーワード」では、実際にログ内に現れる検知したいキーワードを設定します。 表記方法等については画面の注意事項、記述例等をご覧下さい。 ご注意いただきたい点としましては、タグに関しては英数文字のみの入力となっておりますのでご注意下さい。 また、このタグは置き換え文字列「_ERRMSG_」内に表記されますので、アラート時の判断等にご利用下さい。
- 「その他の判定」では、ログサイズでの判定、ログ行数での判定、ログの増加での判定等の設定が可能です。 特に上記の判定が必要でない場合は設定する必要はありません。
- 「復旧アクション設定」では、エラー状態からの復旧方法を選択することが出来ます。 「手動で復旧を行う」(アラート発生後、現在アラート情報画面等から手動で復旧ボタンが押下されるまで、エラー状態のままとなります。)か、「自動で復旧させる」(アラート発生後、次回以降の監視時にエラー条件にマッチするログが存在しなければ、その時点で自動的に復旧となります。)のどちらかを選択可能です。
また、手動復旧の場合、アラートを検知したあとは画面上はアラート状態が継続されますが、 監視は継続しておこなわれており、内部的には復旧している場合があります。 そのためアクションの動作が画面上と違ってしまう場合がありますので、 手動復旧の場合は「アクション実行回数」を「制限なし※」にして頂くか、アクションの実行をしないように して頂き、運用してください。※「制限なし」は連続で300回までです。 - 「グラフ設定」ですが、グラフに現れるプロットデータのタイトルをつける事が可能です。 また、ここにプロットされるデータに関してはカスタマイズが可能です。 詳しくは画面上の「監視結果のグラフプロットについて」をご覧下さい。
- 「監視開始位置」では監視を開始するbyte数を指定することで、任意の行数移行をチェックすることができます。また、監視時に監視が終了したときのbyte数へ自動更新されます。また「常にログファイルの先頭から監視する」をチェックすると自動更新は行わず常に0byte目からの監視を行います。追記型ではない更新ログファイルなどの監視にご利用ください。
- 「監視対象ログ行数制限」では監視対象ログ行数を制限することで、突発的に大量にログが出力された場合に監視がタイムアウトするのを防ぐことが出来ます。 但し、ここで設定したログ行数以上のログが存在した場合、超えた分のログの検知は次回以降の監視に回されますのでご注意下さい。
- 監視の登録時に自動で監視プログラムを対象機器へ設置します。また、設定の変更をおこなった場合も自動で監視プログラムが更新されます。
- 対象機器の構成、及びに対象ログのサイズ等によっては監視がおこなえない場合があります。
- ローテートされたログが圧縮されていた場合、圧縮された内容を閲覧するようなコマンド(usr/bin/bzcat等)を用い、監視をおこなえる場合があります。実際に解凍するようなコマンドを用いてしまうとログがなくなってしまいますので 十分注意して設定をおこなって下さい。
- この監視は対象機器のログインユーザーのHOMEディレクトリ直下に「.xxxxxxxxxx.pl」(xはランダム)というファイル(perlプログラム)を設置し、そのプログラムを実行し監視を行います。
- 設定内容を変更した場合は「プログラムの対象機器への設定」を必ず実行して下さい。
- ログ詳細監視はデフォルトでは検知した結果を先頭行50件、行末50件のみを取得するように設定されています。 この値を変更する必要がある場合、対象機器側に環境変数(CL2016_MAXL)を追加する必要があります。
障害の判断
- 35秒以内に応答が無かった場合
- 接続エラーが発生した場合
- 設定した条件に一致した場合
- その他、「エラーコード一覧」のエラー内容を参照して下さい。
その他特徴
- 分類:内部監視
- 監視テスト:実行不可能
- リカバリ確認モードへの移行:不可能
- グラフ:レスポンスタイムグラフ、P1〜P4グラフ
対応OS
ポイント数:1
RH | WIN | Sol | AIX | Free BSD | vm | AWS | Azure | etc |
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○ | × | ○ | ○ | ○ | × | × | × | × |