TDIシステムサービス株式会社

システム運用の現場を変える!運用自動化領域のプロフェッショナル2社による新たな協業のカタチ

「電話DX」で中小企業のデジタル化を加速する共創パートナーシップ

TDIシステムサービス株式会社
(写真右)サービス開発部 部長 日置 孝幸
(写真左)サービス開発部 森下 茂

TDIシステムサービス株式会社
  1. TDIシステムサービス株式会社
  2. パートナー
  3. IT運用のプロフェッショナルとしてお客様の発展を全力でサポートし、お客様とともに成長することが、TDIシステムサービスの使命です。お客様のITのコンサルティング、導入から運用管理までワンストップでご提供いたします。 総合的なITサービスマネジメントを共に創り上げ、お客様のイノベーションに貢献します。

システム運用のプロフェッショナルが提供する
運用自動化サービス「OpeRobo」

質問に入らせていただく前に、御社の事業内容についてご紹介いただけますでしょうか。

日置:弊社は情報技術開発株式会社を母体とする、運用サービスに特化した企業として2007年に分社独立した会社です。基幹事業は、ITインフラ基盤構築サービス・ITシステム運用サービス・IT自動化サービス・ITSMコンサルティングサービスの大きく4つに分かれていますが、特にオンサイトでITインフラ基盤構築からITシステム運用をワンストップでサービス提供できる点に強みを持っています。

ITシステム運用におけるプロフェッショナル集団というわけですね?

日置:そうですね、現在は大手企業を中心に数多くの運用をお任せいただいております。
また、ここ数年は、IT人材不足や現場SEの高齢化といった課題に対応するため、運用現場の自動化をテーマに、自社の新サービス「OpeRobo」を駆使し、設計から運用保守までを一気通貫で行うことで企業のDX化推進を支援しています。

運用現場に寄り添った
「コムスクエア運用自動化ソリューション」との出会い

そんな中で弊社とのパートナー契約に至った背景をお聞かせください。

日置:コムスクエアさんとのお付き合いは、運用現場の自動化をテーマにしたサービス開発を立ち上げる時に始まりました。

弊社がもつ運用の知見と自動化ソリューションを掛け合わせた運用自動化サービスを展開していくことを数年前より検討していました。
もともとは技術支援を受けるベンダーが決まっていたのですが、そのベンダーがもつ自動化ソリューションが海外製品で、コスト面やサポート面に課題があったため、他の自動化ソリューションを探すことになりました。

自動化ソリューションに関してはいくつかの製品・サービスを検証したのですが、どれも運用自動化という観点では不足があり、導入には至りませんでした。
そんな折、弊社のリモートセンターでサーバ・ネットワーク監視ツール「パトロールクラリス」を新たに導入した際に、御社でも自動化ソリューションを独自に開発していることを知りました。

以前から「パトロールクラリス」を知っていましたし、実際に触ってみるとUIが分かりやすく運用者に寄り添った設計になっている点や、エージェントレスという点も顧客環境を監視する我々にとっては大きな利点でした。
運用者目線で監視ツールを開発しているコムスクエアさんの自動化ソリューション「ロボシュタイン」ならば運用自動化にも適しているのではないかと思い、さっそく検証を開始しました。

「ロボシュタイン」は、検証で軽く触っただけで、さまざまなツールの連携をより効率的に実現することができると感じました。
我々は運用を専門に取り扱ってきたため、インフラ構築だったらシェル、Excelだったらマクロ、WindowsだったらVBというように単体での自動化は作れるのですがそれらを繋げる方法が不足していました。その不足をまさに「ロボシュタイン」が補ってくれたのです。

「ロボシュタイン」はグラフィカルなUIでツール同士の連携をより効率的に実現

▲ 「ロボシュタイン」はグラフィカルなUIでツール同士の連携をより効率的に実現

現場の声を反映し、スピーディーな追加開発を実現した
コムスクエアとのパートナーシップ

弊社の技術力を高く評価頂き、ありがとうございます。
 他にソリューションパートナーとして弊社を選んでいただいた決め手はなにかあったのでしょうか?

日置:弊社がこれまでお付き合いしてきた大手ベンダーには無かった、顧客の声を踏まえた機能追加に前向きな姿勢が一番の決め手です。

弊社は運用サービスプロバイダーですから、実際に顧客企業内に入って運用業務を担っていく中で、「こういう機能があればいいのに・・」という気づきが数多くあります。
ただ、大手ベンダーだとパートナーの機能要望はなかなか聞き入れていただけませんし、海外製品を扱うベンダーの場合も、海外の開発元には運用現場の声が届きませんでした。

「ロボシュタイン」はUIもわかりやすく、システム運用における柔軟性も有していたのですが、インターネット経由で接続するエージェントの仕様面に課題があり、セキュリティレベルの高い企業にも運用自動化サービスを提供するためには、直接インターネット接続をせずにプロキシサーバ経由でアプリケーション同士を連携させる仕様が必須でした。
そのことを御社の営業の方に諦め半分で機能要望として伝えたところ、二つ返事で「やります。対応します。」と言って頂きました。

その後すぐに開発部門の方にも打合せにご同席いただき、直接要件を伝えたうえで、数週間でプロキシ接続に対応した特別仕様の自動化エージェントを実装してくれました。
独立ベンダーとして日本国内で長年の実績があり、かつユーザーの声に耳を傾けながら機能追加に応じる技術力と柔軟性を持った御社であれば、運用の現場に立つ我々としても非常に心強いと感じました。

運用のTDISS×技術力のコムスクエア!
運用現場のトレンドを追従したサービス提供を

TDISS様には、「パトロールクラリス」と「ロボシュタイン」以外にも、弊社のクラウドPBX「VoiceX(ボイスクロス)」や自動電話通知サービス 「Call Reach(コールリーチ)」をご採用いただいております。クラウドPBXをご採用いただいた理由についてもお聞かせいただけますか。

日置:導入を決めた理由は、新型コロナウイルスの影響でこれまでの運用サービスのあり方を見直す必要性が生じたことにあります。

2020年春頃に緊急事態宣言が発令されてからはテレワーク導入が盛んになり、弊社の顧客企業でも一斉にテレワークが始まりました。
監視運用サービスやIT運用サービスは問題なくテレワークに対応できたのですが、電話を使うヘルプデスク業務だけはスムーズにテレワーク移行できず、取り残されてしまいました。 この話を、御社の営業さんに伝えたところ、その場ですぐに「クラウドPBXありますよ」という返事をいただき、現在は「VoiceX」を活用したテレワークにおけるヘルプデスク業務の実現に向けて一気に話が進んでいます。

時代のトレンドを追従したサービス開発を両社で足並みを揃えて進めているのですね。  ちなみに、冒頭でご紹介いただいた「OpeRobo」のラインナップに弊社のソリューションも 組み込まれているのでしょうか。

日置:もちろんです。例えば、監視運用全般の自動化に特化した「OpeRobo監視」は、御社の監視ツールと自動化ソリューション、電話通知サービスを組み合わせて構成される監視運用自動化サービスです。
「パトロールクラリス」でサーバ・ネットワーク機器を監視し、アラート通知や担当者への対応依頼は「Call Reach」の電話で、ツールやサービス同士の自動連携を「ロボシュタイン」が担うイメージです。

「OpeRobo監視」はコムスクエアの監視・自動化・電話通知技術を組み合わせて構成

▲ 「OpeRobo監視」はコムスクエアの監視・自動化・電話通知技術を組み合わせて構成

これまで弊社の運用サービスは、どちらかというとITインフラ・従業員数ともに大規模な企業をターゲットとしてきました。
一方で、人手不足や高齢化といった今の情報システム部門を取り巻く課題は中小企業にも当てはまるものですから、「OpeRobo」はこれまで以上に数多くの企業に価値を見出していただけるのではないかと考えています。
そんな「OpeRobo」のサービスコアを担ってくれているのが、御社のソリューション群です。

高いご評価をいただき、ありがとうございます。最後に、パートナーとして今後の弊社に期待していることがあれば 教えてください。

日置:御社には今後も、先鋭的な機能開発を続けていただきたいと思っています。
先にお話しした「VoiceX」が好例ですが、ビジネスや運用現場のトレンドをいち早く察知してサービス開発に取り組まれているおかげで、我々ユーザーが「欲しい」と感じた時にはモノが用意できているスピード感が素晴らしいと感じています。

また、システム運用の最前線に立つユーザーの声から目を背けずに機能実装にチャレンジしてくれる姿勢と、それを可能にする確かな技術力は、大手ITベンダーとコムスクエアを差別化する強みになるはずです。 これからも、技術のコムスクエア・運用のTDISSとして肩を組み、時代の移り変わりとともに広がり続ける運用自動化サービスを目指していきたいですね。

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