株式会社ドン・キホーテ

エージェントレスが決め手。システムを統合監視することで監視時間の大幅短縮を実現!

全国に店舗を展開するドン・キホーテ。情報システム部では全国のドン・キホーテ店舗等のシステムを管理しています。このシステム監視に、サーバ監視・ネットワーク監視ソフト「パトロールクラリス」が採用されています。採用の決め手となったのは、エージェントレスと監視に特化した機能を有していることだったと語ります。

エージェントレスが決め手。システムを統合監視することで監視時間の大幅短縮を実現

オペレーション統括本部 情報システム部 部長 夏目雅好様(写真中央)
オペレーション統括本部 情報システム部 課長 朝井隆夫様(写真左)

株式会社ドン・キホーテ
  1. 株式会社ドン・キホーテ
  2. 小売業
  3. 2013年設立(旧ドン・キホーテは1980年設立)。ドン・キホーテグループの中核業態である「ドン・キホーテ」は、「コンビニエンス+ディスカウント+アミューズメント」の三位一体を店舗コンセプトとする総合ディスカウントストア。
    食品、日用品をはじめ、雑貨、衣料品、家電製品、ブランド品、バラエティグッズまで、幅広い アイテムを取り揃え、「必要な物を、必要な時に買う」だけでなく、ワクワク・ドキドキしながらお買い物を楽しめる「時間消費型店舗」というビジネスモデルを築き上げている。

課題システムの安定運用のためには統合監視は切実だった

システムの安定運用のためには統合監視は切実だった

まずは、事業内容について教えてください。

夏目:ドン・キホーテは全国に400以上の店舗を展開していますが、それ以外にも不動産 賃貸・メンテナンスを行っている日本アセットマーケティングなど、多くのグループ企業があります。各企業それぞれにシステム部があるのではなく、すべてを私たち情報システム部で管理しています。

ドン・キホーテの本業は小売業ですから、たとえば発注処理を行っているシステムに支障が出ると、翌日、商品が入らないということになり、商品がなければ売るものがなくなりますので売上に直接影響します。それが400以上の店舗もあるとちょっとした障害が数億の損失ということになってしまいます。

パトロールクラリスの導入にあたり、どのような課題があったのでしょうか?

夏目:監視システムの導入を検討していた2010年で約200を超えるシステムを稼働していました。それらのシステムを問題なく動かすというベーシックなところがとても大切ですし、そのための監視も重要なことでした。でも、個別のシステムごとに「システムが停止していないか」「ディスクは足りているか?」などと監視をしていたのでは非効率。そのため、統合監視は必須だったのです。

どのような体制でシステムを運用しているのでしょうか?

夏目:社員だけで約50名。業務委託の人も含めると約100名体制で運用しています。導入した2010年は各種システムのサーバと約5000台のパソコンが稼働していました。今はシステム数が倍以上に増えており、利用環境もパソコン以外にiPhoneやiPadが増えたことで約2万台に膨れ上がりました。今後、さらに増えて行くでしょう。

パトロールクラリス導入以前は、監視は人によりますが、ログのチェックに毎日3時間はかかる、という人もいて、全員だと約100時間は監視に費やしていたと思います。

導入理由エージェントレスが決め手。
監視に特化していることも評価

エージェントレスが決め手。監視に特化していることも評価

検討の段階では他社とも比較されたのでしょうか。

夏目:ネットで調べて10製品くらいリストアップしました。選定期間に3か月かけて検討しました。

パトロールクラリス採用の理由はどのようなことだったのでしょうか?

夏目:エージェントレスだった、ということが大きいですね。既存のシステムにエージェントを入れるのが難しかったからです。たとえば、人事給与システムや会計システムはパッケージのため、メーカーに「監視ソフトを入れてもいいですか?」と聞くと「保証できない」と言われてしまう。そのため、エージェントレスは必須でした。また、パトロールクラリスは監視に特化していて、勝手にコマンドを叩いて結果を返してくれる。そのようなところも良かった点です。Webであればログインした先まで自動でできる。最終的に費用対効果も考えてパトロールクラリスを採用することにしました。

導入効果監視時間が短縮された。日本語で使えるので安心

監視時間が短縮された。日本語で使えるので安心

効果として実感していることはなんでしょうか?

夏目:監視時間の短縮ですね。数十分ですんでいます。膨大な数のシステムがあると、担当1人で数十システムを担当しなければなりません。するとEラーニングやアンケート用のシステムなど、業務に実害の少ないシステムにまで手が回りませんので、以前は監視できません でしたが、そこまでケアできるようになりました。

使いやすさはどうでしょうか?

夏目:使いやすいです。やはり、日本語で使えるというのはスタッフに喜ばれています。操作性も良いです。

浅井:それに、設定するときも分かりやすいですね。

夏目:トラブルもなく安定稼働しています。別の監視ソフトでは動いていると思ったら実は動いていなかった、ということがあったのですが、そういうことはないですね。

サポート体制はどうでしょうか?

朝井:たまに質問があったとき、メールするとしっかり返してくれるのは助かっています。

夏目:製品そのものについては、あまりサポートしてもらう必要がないですね。 今後期待したいこととしては、監視対象となるサーバメーカが提供する独自MIBの入手方法や、独自MIBの効果的な監視方法をデフォルト値のように提供があればということですね。サーバのリソースや故障の監視はどのユーザーにも共通ですから、その部分を最初から用意して頂ければ、高度な監視を直ぐに始められます。

展望監視時間を短縮したことで次の課題に取り組める

監視時間を短縮したことで次の課題に取り組める

今後の構想を教えてください。

夏目:情報システム部としては、いままで監視に使っていた時間を有効活用したいと考えています。2019年には消費税が上がります。その対策も必要です。時間はいくらあっても足りません。 また、パトロールクラリスをもっと上手に使えるのではないかと考えています。なにをどう監視する、というより、効果を考えて監視したいと思っています。 要望としては、パトロールクラリスのユーザーが交流するようなフォーラムを作って欲しいですね。他社がどのように活用しているのかのナレッジを共有できる仕組みがあると良いと思います。そんなフォーラムで「あの会社は技術力が高い」と思うと「今度、仕事を出してみようか」ということにもなるかもしれません。

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