GCPログ
この監視では、Google APIsからログを取得します。取得したログに対して、正規表現キーワードを用いた詳細な監視が出来ます。
プロファイルの新規登録について
Google APIsへ接続するためのプロファイルを設定します。「プロファイル名」「サービスアカウントキーファイル」を設定して下さい。プロファイルを設定しないと、次のログ設定を行うことが出来ません。サービスアカウントキーファイルはGoogle Cloud Platfromから取得してください。プロファイル設定入力後にGoogle APIsへの接続確認を行うことをお勧めします。また、既に登録済みの場合は、監視で利用するプロファイルを選択することが出来ます。
ログ設定について
「ログ名」では、監視したいログを設定します。初回は「最新に更新」をクリックしてログ名を最新の状態にしてから、ログ名の右のボタンを押下すると一覧が表示されます。一覧から1つ選択しOKボタンを押して確定してください。選択したログのオブジェクト要素が表示されます。
次に「LogEntryオブジェクト要素の確認と更新」では、ログを取得して全てのオブジェクト要素を取得します。ログが出力されている日時を入力して「確認&更新する」を押下してください。オブジェクト要素が更新されます。要素に対する値と別名が表示されます。同時にJSONデータに取得したログ情報が表示されますので、設定の参考にしてください。別名は正規表現で指定する場合に使用します。任意で設定することが出来ます。利用可能な文字列は半角英数とアンダーバーになります。
全てのオブジェクト要素が表示されたら、監視するオブジェクト要素を決定します。複数選択が出来ますので必要なオブジェクト要素を選択してください。
次に「読み込みログ件数」を設定します。1以上1000件迄となります。監視するログの出力頻度に合わせて調整してください。また、[⇒取得してみる]で直近のログを取得することができます。取得すると「オブジェクト要素」で指定したログ情報とレスポンスタイムが表示されます。
正規表現キーワードについて
実際にログ内に現れる検知したいキーワードを設定します。表記方法等については画面の注意事項、記述例等をご覧下さい。
ご注意いただきたい点としましては、タグに関しては英数文字のみの入力となっておりますのでご注意下さい。また、このタグは置き換え文字列「_ERRMSG_」内に表記されますので、アラート時の判断等にご利用下さい。
その他の判定について
ログ行数での判定、ログの増加での判定等の設定が可能です。特に上記の判定が必要でない場合は設定する必要はありません。
復旧アクション設定について
エラー状態からの復旧方法を選択することが出来ます。「手動で復旧を行う」(アラート発生後、現在アラート情報画面等から手動で復旧ボタンが押下されるまで、エラー状態のままとなります。)か、「自動で復旧させる」(アラート発生後、次回以降の監視時にエラー条件にマッチするログが存在しなければ、その時点で自動的に復旧となります。)のどちらかを選択可能です。
グラフ設定について
グラフに現れるプロットデータのタイトルをつける事が可能です。また、ここにプロットされるデータに関してはカスタマイズが可能です。詳しくは画面上の「監視結果のグラフプロットについて」をご覧下さい。
最後に「タイムアウト」を設定します。最大20秒となります。
ログファイルの保存設定
収集したログを保存する場合は、ログファイルの保存先ディレクトリをフルパスで指定して下さい。ディレクトリはコントロールIPに作成してください。ディレクトリが存在しない場合は保存されません。
- プロファイルの登録時に「全てのユーザが使用できるようにする」にチェックを入れると、他のユーザでもプロファイルを利用することが可能になります。チェックしない場合は、ログインしているユーザのみ利用可能です。
- 一度登録したプロファイルは削除しない限り、新たにAzure監視やAzureログ監視登録時に、プロファイルの再利用をすることができます。
- ログファイル保存先ディレクトリは、複数の監視で1つを設定することは可能です。ログファイルが1つにまとまりますので注意してご利用ください。
- GCPログ監視は、ログ詳細監視のように直接ログファイルを取得するものではなく、Google APIsの取得になります。そのため、GCPのレスポンス仕様でログの行数や順番が実際のログとは異なる場合がありますのでご注意ください。
- GCPのAPIサービスはリクエスト数の上限があり、上限に達すると「RESOURCE_EXHAUSTED」をレスポンスします。複数のGCPログ監視があれば監視タイミングをずらすことで単位時間当たりのAPIリクエストを減らすことで解消する場合があります。また、読み込みログ件数を大きくすることでもAPIリクエスト回数を削減することが出来ますが、レスポンスタイムは長くなります。バランス良い調整を試しながら調整をしてください。
障害の判断
- タイムアウトが発生した場合
- 接続エラーが発生した場合
- 設定した条件に一致した場合
- 他詳しくは「全体設定→エラーコード一覧」内の「GCL-xxxx」のエラー内容を参照して下さい
その他特徴
- 分類:外部監視
- 監視テスト:実行不可能
- リカバリ確認モードへの移行:可能
- グラフ:レスポンスタイムグラフ、P1~P4グラフ
対応OS
ポイント数:1
RH | WIN | Sol | AIX | Free BSD | vm | AWS | Azure | GCP | etc |
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