ESXiホストストレージ
VMware ESXiホストのストレージ(ディスク、アダプタ、パス、データストア)監視を行います。パフォーマンスカウンタを指定し、閾値での監視が可能です。
ディスクでは、使用量、読み取り・書き込み要求など25種類程、ストレージアダプタやストレージバスでは、1 秒あたりの平均読み取り要求やアダプタによる書き込みの平均所要時間など各8種類程、データストアでは、読み取り・書き込み速度、待ち時間と約22種類及ぶESXiホストサーバーの高度なストレージの監視が行えます。
設定方法
ESXiホストストレージ監視では、テンプレートといういくつかのパフォーマンスカウンタがセットになったものを 利用することができます。また、このテンプレートを作成することも可能です。
テンプレートを利用して監視を登録する場合、「テンプレートからカウンタを選択する」から、利用したいものを選択し、「テンプレートを適用する」を押下することで、選択した テンプレートで監視の登録がされます。
現在どのカウンタ値を監視しているかの確認は「カウンタの一覧から設定する」をクリックすることで、 対象ESXiで監視が可能な、CPU関連のカウンタの一覧が表示され、現在設定中のものはチェックがついた 状態となっています。
- 「カウンタの一覧から設定する」では、カウンタ名をクリックすることにより、そのカウンタ内に 存在するインスタンスが表示されます。監視はインスタンスの単位でおこなわれますので、 監視を追加したい場合などは、該当のインスタンスをクリックし、「エラー判定方法」や「計算式」 「閾値」の設定などを設定してください。
- 「エラー判定方法」では、「エラー判定はおこなわない」「設定した値の場合」「設定した値以外の場合」 「閾値に達している場合」「閾値に達していない場合」の5種類選択可能です。
- 「計算式」では、取得した値に対して、四則演算が可能となります。なお、検知やグラフのプロットは計算後の 値が利用されます。計算式では、カウンタ値の変数も利用可能です。
- 「計算式($6):」となっている場合、「$6*100」などと、計算式に設定すれば取得した値に100をかけて計算されます。
※$0を計算式で利用した場合、前回値として計算に利用する事が出来ます。 - 「閾値」では、判定方法により表示が変わりますが、設定することで、その閾値で判定方法の条件と なった場合に、アラートとして検知されるようになります。
- 「現在値を取得」では、クリックすることで現在のカウンタ値を取得することが可能です。
- ESXiのリソース系監視(CPU、メモリ、ストレージ、ネットワーク、システム)のレポートは通常の監視とは違い、ESXiレポートで確認することが可能です。また、カスタムレポートやカスタムグラフで表示できるグラフは「◇その他特徴」に記載のグラフ情報のみとなります。
- 通常のレポートやグループレポートでは、弊社が指定したカウンタ情報が表示されます。変更することは出来ません。
- パトロールクラリスとの時刻差が20秒以上ある場合はカウンタ値の取得がおこなえなくなりますので、パトロールクラリスと対象のESXiの時刻を合わせるようにしてください。
- ESXi監視ではコントロールIPの変更は監視単位では不可能となり、サーバ単位となります。また、サーバ単位でコントロールIPの変更をおこなう場合は監視を停止したのち おこなってください。
障害の判断
- 設定した閾値で判定方法の条件となった場合
- 対象のESXiとの接続がおこなえなかった場合
- その他、「エラーコード一覧」のエラー内容を参照して下さい。
その他特徴
- 分類:外部監視
- 監視テスト:実行可
- リカバリ確認モードへの移行:可
- グラフ:パトロールクラリスとの時刻差、使用量(usage)、読み取り速度(read)、書き込み速度(write)
対応OS
ポイント数:2
RH | WIN | Sol | AIX | Free BSD | vm | AWS | Azure | GCP | etc |
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