SNMP

SNMP(MIB/OID)の監視を行います。MIB/OIDを閾値として指定し、監視が可能です。
また、MIB/OIDのインポートにも対応するため、独自に作成したMIBを利用し、監視も可能。SNMPWALKを利用し機器へログインし指定をする事も可能です。

設定方法

ポート番号、Community名、検知方法、OID、ワーニング閾値、アラート閾値、グラフ表示名、タイムアウト、ワーニングレスポンスタイム、アラートレスポンスタイムを設定して下さい。OIDは4つまで設定可能です。
また、グラフ表示名は、監視自体には影響のない項目です。(グラフ表示の際の表示用として使用されます。)表示名は、英数文字の入力が可能です。

ワーニング、アラート等の振り分けは各OIDごとに閾値を設定できます。監視時に取得した値がワーニング値以上の場合にワーニングアクションが実行され、アラート値以上の場合にアラートアクションが実行されます。OIDの入力は、「1.3.6.1.2.1.2.2.1.10.2」のように入力をして下さい。また、入力フィールド横のプルダウンから選んで設定をおこなう事も可能です。

SNMP監視は数値、または正規表現、キーワードでの監視が可能です。
カウンター値の場合はcount per seconds(1秒間での値)として監視、グラフの生成を行います。

キーワード、正規表現での検知方法

検知方法でキーワード、正規表現を選んだ場合、取得した値や文字列での検知が可能となります。正規表現の記述方法等は画面上の例を参考にし、設定をおこなって下さい。 キーワード、正規表現での検知方法の場合、グラフにプロットされる値は、正常の場合は「0」、異常の場合は「1」をプロットしますのでご注意下さい。

正規表現で切り出された値での検知方法

正規表現で切り出された値での検知方法の場合は、切り出し用の正規表現と、ワーニング閾値、アラート閾値を設定する必要があります。 この場合でのグラフにプロットされる値は、切り出された数値となります。
また、SNMP監視にはMIB、OIDを確認する機能があります。 「snmpget コマンドで値を確認」をクリックすると、設定したOIDをsnmpgetで取得し、その結果を別ブラウザで表示します。

結果の画面のMIB名をクリックすると、さらに詳細な情報を見る事が出来ます。 「snmpwalkでmibのリストを取得」では、プルダウンで使用するMIBの辞書を選び、「取得」をクリックする事で別ブラウザに結果を表示します。

snmpwalkコマンドは、相手側の機器の状態、ネットワークの状況、取得する内容の量により、取得に時間がかかる場合がありますのでご注意下さい。

  • まれに、snmpget、snmpwalkで取得できていても監視がおこなえない場合があります。これはPatrolClariceでのSNMP監視はsnmpgetコマンドを使用して監視している訳ではないため、このような現象が起きる場合があります。この場合は、申し訳ございませんがその値に関しての監視はおこなう事ができません。(状況により対応させて頂く場合もあります。)
  • グラフ表示名の頭に「-」をつける事で、グラフ表示時にマイナス側に表示する事が可能です。
  • 「ワーニング閾値>アラート閾値」とする事で閾値を下回った場合の監視も可能です。
  • 取得されたOIDの値(差分値を監視間隔で割る場合は計算後の差分値、正規表現で切り出す場合は切り出された数値)に対して、演算を行う事が出来ます。グラフのプロットもこの演算後の値が使用されます。計算に使用できる式(記号)は、「+-*/%()」と、特殊記号「OID1、OID2、OID3、OID4」となります。
  • ワーニング閾値、アラート閾値を入力せずに監視設定をおこなった場合はレポート生成時にグラフの表示をおこないません。閾値を入れる事で表示する事が可能です。

障害の判断

  • 設定した時間で応答がなかった場合
  • 接続エラーが発生した場合
  • ワーニング閾値以上または以下の場合
  • アラート閾値以上または以下の場合
  • その他、「エラーコード一覧」のエラー内容を参照して下さい。

その他特徴

  • 分類:外部監視
  • 監視テスト:実行可能
  • リカバリ確認モードへの移行:可能
  • グラフ:レスポンスタイムグラフ、SNMP取得値グラフ

対応OS

ポイント数:1

RHWINSolAIXFree
BSD
vmAWSAzureGCPetc
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