AWS各種サービスのメトリクスやログの統合監視機能の追加やWeb改ざん監視機能を強化した新バージョン「パトロールクラリス(PATROLCLARICE®)Ver.3.12」を提供開始
株式会社コムスクエア(東京都中央区、代表取締役社長:上嶌 靖 以下コムスクエア)は、サーバー・ネットワーク機器の統合監視ソフトウェア「パトロールクラリス Ver.3.12」を2月8日より提供開始致します。
パトロールクラリス Ver.3.12の特徴
「パトロールクラリス Ver.3.12」は、企業のオンプレミス(物理環境・仮想化環境)や各種クラウドなど複数のネットワークの運用に適した、統合監視ソフトウェアの最新バージョンとなります。完全自社開発・純国産ソフトウェア『パトロールクラリス』は、販売開始から13年間、1100社以上の企業様へご導入いただいております。弊社製品をご利用中のお客様ならびにお取扱いを頂いております代理店様・販売店様には厚く御礼を申し上げます。
近年では、これまでのオンプレミス環境はもとより、AWSに代表される各種クラウドサービスの普及により、システム運用環境の多様化・複雑化が進み、それによる運用担当者の負荷増大のなか、運用品質の維持、効率化が大きな課題となっております。
新バージョンでは、従来、製品の特長として掲げておりました「複数ネットワーク環境の統合監視」という側面をより強化する「AWS監視」機能を新たに実装。さらに、パブリッククラウド等のインターネット上のWEBサイト改ざん検知を容易にする「改ざん監視」機能を強化。クラウド・オンプレミスの混在が進むネットワーク・サーバー管理業務の効率化・自動化を促進致します。
AWS監視のメリット
- AWSクラウドサービス各インスタンスの監視、状態管理を一元化
- モニタリングの結果を最大5年間保持、いつでもレポート化
- AWSのログ監視が従来手法と比べ大幅に簡単・便利に
- AWS CloudWatchの運用時と比較し、素早い障害検知・復旧検知が可能
- AWS上のインスタンスとオンプレミスで稼働する機器の統合管理を実現
Web改ざん監視の強化
従来バージョンでは、監視対象機器へのログイン(SSH・Telnet等)が必要だった「改ざん監視」が、対象機器にログインせずに監視できるようになりました。これにより、インターネット経由での改ざん検知が容易になります。
AWS監視設定、簡易WEB改ざん監視設定イメージ
運用管理機能の強化
既存ユーザー様からのご要望が多かったいくつかの機能を追加・改善しております。
例)監視の停止・開始スケジュール管理機能へのメモ機能により、『何故、停止していたのか』などを管理できるようになりました。
例)指定した監視設定を任意のタイミング(年月日時分)で開始または停止できるよう改善されました。 ※詳細は、「当社製品・サービスをご契約中の方へ」からログインしていただき、「バージョンアップに関する情報」よりご確認いただけます。
その他、チューニング・改善・不具合改修など
- データベースのInnoDB化
- アラート/ワーニングからの停止時、障害履歴のコメントを表示
※詳細は、「当社製品・サービスをご契約中の方へ」からログインしていただき、「バージョンアップに関する情報」よりご確認いただけます。
新しく追加されたオプション機能
パトロールクラリス Ver3.12」からアドオン可能なオプションが追加されました。
Clarice Agent for Linux/for Windows(監視エージェント)
監視対象機器が、「外部からのログインができない」且つ「SNMP監視では要件を満たさない」等の理由により、従来のエージェントレス監視では監視が難しいケースにおいて、対策の一つとして本オプションを選択する事が出来るようになりました。
Grafana対応プラグイン
オープンソースのダッシュボードツール「Grafana」と連携可能なプラグインです。横断的なグラフや、マトリックスの設定が可能で表現豊かなダッシュボードの作成が柔軟に行えます。パトロールクラリスのアラートビューやネットワークマップの貼り込みも可能です。
PLC監視モジュール
サーバ・ネットワーク機器に加えPLC(プログラマブルロジックコントローラ)の詳細な監視を可能に。製造業などの工場ネットワーク全体の状態の可視化・異常検知を一元的に統合管理できます。
Ver.3.8.xサポート終了のお知らせ
※今回のリリースよりEOSポリシーが変更となります。ご注意ください。
なお、本バージョンのご提供により、既存提供のVer.3.8.xの技術サポートは、本バージョンリリースの6カ月後の月末(2018年8月末)に終了となります(※)。ただし、ライセンスキーの有効期限内であれば、継続してご利用はいただけます。
※サポート対象のバージョンは最新バージョンを含む3世代前までとなります。これまでは、新バージョンリリース時点で4世代前のバージョンがサポート対象外となっておりましたが、今回のリリースより、6カ月の猶予期間経過後にサポート対象外となるよう改善をさせていただきました。
既設システムへのバージョンアップについては、専任の営業担当、技術サポート窓口、パートナー(弊社の代理店)、販売店よりご案内をおこなっております。有償による技術支援も行っておりますので、お問合せ下さい。引き続き、皆様のシステム運用業務における効率化・コスト削減に貢献できる革新的な統合監視ソフトウェアとしてパトロールクラリスを進化させて参ります。
アップデータのご提供について
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