ニッセイ・ウェルス生命保険株式会社

複数のソリューションを連携させ、運用の効率化・自動化を促進!数千万単位でのコスト削減に成功!

日本生命グループの中でも金融機関窓口販売領域に強みを持つニッセイ・ウェルス生命保険。システム管理部では数百台のサーバを監視運用しています。このシステム監視運用に、弊社ソリューション「パトロールクラリス」、「ロボシュタイン」「アラートコール」が採用され、複数のソリューションを連携し、運用を自動化したことにより圧倒的なコスト削減に成功したと語ります。

ニッセイ・ウェルス生命保険株式会社
IT本部 システム管理部  IT基盤運用管理チーム
高田 恭雅

ニッセイ・ウェルス生命保険株式会社
  1. ニッセイ・ウェルス生命保険株式会社
  2. 生命保険業
  3. 日本生命グループにおける金融機関窓販領域に特化した生命保険会社として、シニア富裕層マーケットを中心にお客さまの多様なニーズにお応えする商品・サービスを提供しています。

課題エージェント導入・バージョンアップコストが膨大に

2019年から既存の監視製品をリプレイスし、パトロールクラリスをご導入いただいておりますが、どういった背景があったのでしょうか?

高田:元々は新規システムの導入に併せて既存の監視エージェント購入と、バージョンアップを行う予定でした。
ですが、エージェント導入コストとバージョンアップコストで監視製品を新規導入できてしまうようなコスト感でしたので、多々課題のある製品をバージョンアップするよりも、新しいものを取り入れて、課題改善を図った方がいいのではないかと考えたところがスタートです。

そこで、まずはWebベースで情報収集を行いました。自身で導入、運用した経験がある製品を中心にいくつか候補として挙げていたのですが、エージェントレスという観点で調査した中で、一番最初にパトロールクラリスにたどり着きました。

導入理由エージェントレスで運用上のメンテナンスを内製化

選定される中で、他社製品とも比較なさったと思うのですが、パトロールクラリスが採用に至った理由はどのような点になりますか?

高田:エージェントレス方式で、既存のサーバに変更なく導入できるといった点が、最大のポイントでした。

特に、運用上のメンテナンス面の差は大きかったと思います。
既存で使用している監視製品は、複数の製品が組み合わさっていたもので、監視対象のサーバも数百台あり、機器の種別に応じて複数のエージェントを使い分けていました。

例えば、新しいOSが出た際には監視製品のバージョンアップをしなければならないのですが、その対応外部に委託をしていました。ですが、パトロールクラリスは、エージェントレスのため監視対象機器側に手を加えず、バージョンアップも自社で内製化できるようなレベルだとお話を伺っていたので、そういったメンテナンスのしやすさが一番の決め手です。

導入効果数千万単位でのコスト削減に成功。
業務自動化により更なるコスト削減へ

導入した結果、過去利用していたの監視製品と比較し改善できたポイントはありましたか?

高田:まず、コスト面ですね。既存の製品は5年一括で支払いをしていたため、一概に比較することは難しいですが、既存製品の導入、設計構築、エージェント追加のコストを諸々含めると、5年換算で数千万単位のコスト削減につながっています。

そして機能面でいうと、レポートグラフ機能が優秀です。以前は、監視設定を外部に委託しており、レポートを自分たちで見ることができなかったのですが、パトロールクラリスを導入し内製化した後は、ネットワークのトラフィックやサーバのリソース情報を可視化しています。レポートを作成し、過去の推移を一目でわかるようにするなど、レポートグラフ機能は非常に有効活用しています。ですが、グラフィカルな表現に関しては、製品としてもう少しレイアウトをブラッシュアップしていただけると、視認性が上がるのかなといった印象がありますので、そこは今後のバージョンアップに期待しています。

あとは、サポート面ですね。他社製品ですと解決できない問題が発生した際に問い合わせをしても、回答まで時間を要することが多いのですが、コムスクエアさんの場合、開発元メーカーということもあり、すべて社内で完結されているため、定期的にレスポンスがあり大変満足しております。

▲ パトロールクラリスはカスタマイズ性に富んだレポート機能が充実。

パトロールクラリスと併用して弊社の自動化プラットフォーム「ロボシュタイン」と自動電話通知サービスの「アラートコール」もご利用いただいておりますが、こちらはどのような背景で導入されたのでしょうか?

高田:コムスクエアさんが開催していたパトロールクラリスの製品紹介のセミナーに行った際に、ロボシュタインをベースとした自動化運用の話がありましたので、そういったところから運用業務の自動化ができないかと興味を持ちまして、デモ等も実施いただき採用したという経緯があります。

採用の決め手となったポイントはありますでしょうか?

高田:こちらもやはり一番は、コスト削減につながる点でした。
アラートコールに関しては元々パトロールクラリスを導入する際に、同時に導入して障害発生時の通報を完全に自動化することも検討しましたが、導入時の負荷が高くなってしまうため見送りました。

ただ、弊社内ではインフラ運用とアプリケーション運用の2種類あるのですが、アプリケーション側の運用の要件で、特定の条件下において電話通報を行いたいという要望があり、運用を委託している会社から見積りを取得しました。
1か月における電話通報回数やコストをアラートコールと比較した結果、アラートコールの方が安価であり、電話通報の回数制限も多かったため、社内でデモを実施し要件を満たせることが確認できたため採用に至りました。

電話が人からロボット(合成音声)に変わることへの抵抗などはありませんでしたか?

高田:現状はアラートが発生した際に送信されるメールの件名をオペレーターが伝えてくれるのですが、詳細についてはメールを確認していますので特に差はないと感じています。

ロボシュタイン、アラートコールは具体的にどのような業務を自動化されているのでしょうか?

高田:ロボシュタインをハブにして、パトロールクラリスからの特定の条件のアラートメール(障害通知)受けた際に、アラートコールから自動通報(電話)をするという使い方をしています。
アラート発生時の電話通報を外部に委託しており、どうしても受け入れに2、3日の準備期間がありましたが、運用の都合上、クイックに即日対応していかなければならい時もあり、そういった場合にアラートコールを使用し即時に運用を開始しています。

あとは同様にロボシュタインでアラートメール(障害通知)を受けて、障害内容をREDMINEのチケットに自動起票するといったことも行い、障害管理・ナレッジの蓄積を効率化しています。自動起票されたチケット内に対応履歴を記載することで運用メンバー内での情報共有もスムーズになりました。

▲ ロボシュタインはローコードで自動化フローを構築可能。 アラートメール(障害通知)をトリガーに様々な運用を自動化。

展望クラウド化・自動化の推進として更なる活用を

今後の構想を教えてください。

高田:弊社ではクラウド化を推進していく予定がありますので、クラウド環境にもパトロールクラリスを有効活用していきたいと考えています。(パトロールクラリスでは、オンプレミスのサーバ・ネットワークに加え、AWS・Azure・GCPなどのマルチクラウド環境の統合監視が可能)。

連携面では、ロボシュタインもアラートコールもまだごく一部の業務で、試験的に使用しているところになりますので、今後はより使いこなして、運用効率化・自動化を推進していければと考えています。

現状の運用コストが削減できるのであれば、初期導入時にも検討したアラートコールへの全面切替えも検討していきたいと考えています。

また、ロボシュタインに関しては障害時の復旧等に使えればと考えています。例えば、Windows系のサービスダウンやプロセスダウンのようなものが発生した際に、自動で再起動するといったフローを作成していきたいと思っています。
ロボシュタインに関してはまだ属人化している状態のため、誰でも直感的に使えるようにコムスクエアさん側でサンプルフローを充実していただければ、社内の運用自動化をより加速できるかと考えています。